子どもの成長に必要な安心感
ツイッターを見ていて、
これか、これをやろうとしてたのか…!
とやっと腑に落ちたことがあった。
@shogakukan_edu もう、不安の除去と安心感を与える。これさえできていれば子どもは伸びるという話でした。不安のない子は人を信頼するようになるし、安心感があれば子は集中する事ができるし、ということでした。
— 小学館 エデュー 編集部 (@shogakukan_edu) 2015年10月17日
長女は前にも書いた通り、HSCのため、この夏から転校した学校に馴染めるのか親としては少し不安に思っていた。
しかも彼女のクラスには日本語の話せる子は1人もおらず、常に日本人が複数いた今までのクラスとはだいぶ環境が違うのだった。
それでも学校でうまくやっているような話を長女から聞いていた時、担任の先生からメールをいただいた。
「彼女は一生懸命取り組んでいますが、発言する声が小さいため、コミュニケーションが取りづらい。彼女が大きい声で話すのが楽になるためにアドバイスがあれば教えてください。」
長女は新しい環境に慣れるのに時間がかかるので、1年後くらいには大きい声で話せるようになるだろうけど、その頃にはもうクラス替えになってしまう。
そこで私が返信に書いたのは「今日から音読をして大きい声を出せるよう練習するようにします。」
ところが、先生からの返信には、こうあった。
「彼女はクラスメイトの◯◯とこの頃親しくなり始めているようだから、プレイデート(放課後一緒に遊ぶこと)してみてはどう?」
声が大きくなることと、プレイデートと何か関係があるだろうか?
そう思いつつ、相手の子からプレイデートしよう!というお手紙をいただいたこともあって、初めてネイティヴスピーカーのお友達と放課後遊んでもらった。
2人はとても楽しそうで、今までなら、「お母さん一緒に来て。」という長女が、私がいなくてもキャッキャ言いながら遊んでいる。
英語で話しながら楽しそうに遊ぶ姿を初めて見て、私はじーーん、としてしまったのだが、長女はただただ楽しそうだった。
それから長女の話には、◯◯と今日はこんな風にして遊んだ、という話が多く出てくるようになった。
声が大きくなったかどうかはよく分からないが、担任の先生がやろうとしていたのは、クラスにいることに安心感を与えることだったのだなぁ、と先のツイッターを見て気づいた。
クラスにいることが居心地悪くない、クラスにいるのが楽しい、そういう環境を整えることではじめて安心して大きい声を出せるようになる。
一見遠回りなようだけど、実はそれが一番の近道なのかもしれないなぁ、と感心した。私は近視眼的だったなぁ、と反省。