かぼちゃねこ日記

アメリカから見えるもの。考えたこと。

保育園ノススメ

そろそろ復職、保育園入園の季節ですね。

仕事と育児の両立生活やっていけるのかな?
かわいい子どもを保育園に通わせてまで仕事を続けるなんて…
と不安や罪悪感を感じている方もたくさんいらっしゃるかと思います。

長女の保育園入園の時を思い出すと、私はずーっと泣き続けている赤ちゃんと日中2人きりで、このままだと発狂する…!と思うほどになっていました。
夫はこんなに泣く赤ちゃんを保育園に入れて慣れるものなのか?と心配していました。

保育園初日。
心配した通り赤ちゃんはぎゃんぎゃん泣きながら先生達に連れ去られて行きます。
けれど先生達も慣れたもの。
一人をおんぶ紐でおんぶして、もう一人を抱っこして、素早く笑顔で去っていきます。
お迎えに行った時はもう泣いていなくて、ほっとしたのを覚えています。

一時間、二時間、三時間…と徐々に保育時間をのばしていき、まだ仕事にも行かないこの慣らし保育の時がチャンス!とばかり、私は泣き続ける赤ちゃん連れでは行けない場所に行きまくりました。
美容院、歯医者、医者、美術館、カウンターだけのお店でランチ。
それまで家に閉じこもっていたのに、いきなり活動したからか熱を出すほど、出かけました。
一人で動く外の世界はキラキラとまぶしくて自由で楽しくてしょうがなかったのを覚えています。
こんな平日昼間の自由時間は今後なかなかやってきません。
ぜひ慣らし保育期間を楽しんでください。

そしていよいよ復職。
久しぶりにスーツや革靴を履いて復職してびっくりしたのは、全然喋れなくなっている、ということでした。
ぱっと聞かれてぱっと答えられない。
ミーティング等で意見を求められても頭の中がぐるぐるするばかりで喋れない。
展示会で説明員を一日した時には、帰宅途中吐きそうになるくらい具合が悪くなりました。
子どもが慣らし保育が必要なように、大人にも慣らし仕事期間が必要なようでした。

それでも徐々に慣れるうちに、職場は大人しかいなくて、言葉が通じて、誰も突然泣いたり意味なく仕事を邪魔してきたりしないのが本当に快適でした。
昼休みはゆっくり席に座って誰かが作ってくれたご飯が食べられる。
電車の中では本を読んだりリラックスして眠ったりできる。
なんて素晴らしいんだろう…!
と思いました。
とにかく自分一人の時間が連続して存在することや、大人と喋れるということが本当にありがたかったのを覚えています。

それでも職場の方は善意で「もう少しゆっくり休んでてもいいのに。」とか言ってくれるわけで、これ以上家にいたら私はおかしくなるのに…!私は職場で必要とされてないんだろうか、と悲しくなったりました。


今思えば私は保育園に自分と子どもを助けてもらったんだなー、と思います。
子どもと離れて一人の時間を取れるのは私の健康のためにとてもよかったし、子どももたくさんの可愛がってくれる保育士さんに出会えました。
初めての育児で分からないことは、保育園の保育士さんや看護師さん、栄養士さんからプロの意見やアドバイスがすぐに聞けました。
連絡帳や口頭で子どもがこんなことができた、あんなことができたと褒めてもらい、安心することも増えました。


保育園は本当にいいところです、おすすめです。
私は育児疲れしてないし、悩みもないし、子どもが愛おしくてしょうがなくて四六時中も一緒にいたいんです、という方にもおすすめです。
(そんな方が実在するのか私には分かりませんが…)
親だけではとてもできない毎日の泥んこ遊びやプール、美味しいバランスの取れた食事や手作りおやつ。
オムツ外し、箸の使い方等家庭ではつまづきやすい成長過程もプロが手伝ってくれます。
特に第一子はお父さんお母さんもわからないことだらけなので、保育園と一緒に子育てをできるのは、とてもとても助けになります。

ぜひ希望を持って保育園生活に飛び込んでみてください。
きっとあなたとお子さんに大きな喜びと成長をもたらしてくれると思います。