かぼちゃねこ日記

アメリカから見えるもの。考えたこと。

2015-01-01から1年間の記事一覧

アメリカ小学校の画期的な集金システム

9月。プリスクールや小学校が始まった。カリフォルニアの早い夏休みの始まりと、マサチューセッツの遅い新学期の始まりを受けて、我が家は約3か月の夏休みだった。長かった。。 長い夏休みが明けて襲ってくるのは、大量の書類への記入や小切手(チェック)…

もうすぐ新学期 〜アメリカ小学校で用意するもの〜

以前のエントリで、アメリカの小学校は用意するものがなくって楽!と、書いていましたが、それは間違いだった…ということが分かりました。 <a href="http://satsukinmnl.hatenadiary.jp/entry/2015/04/30/131107" data-mce-href="http://satsukinmnl.hatenadiary.jp/entry/2015/04/30/131107">アメリカの小学校〜持ち物、登下校編〜 - かぼちゃねこ日記</a>satsukinmnl.hatenadiary.jp マサチューセッツ州の転校先…

アメリカで見た日本流おもてなし

アメリカのとある日本料理屋さんに行った時のこと。その店のランチセットには味噌汁とサラダがついてくる。その出し方が、頼んだ人によって異なることに気づいた。日本人には、サラダだけを先に出し、味噌汁はおかずやご飯と一緒に出す。日本人以外には、サ…

つわりだけじゃない妊娠初期の辛さ

朝、出勤しようと電車に乗る。混雑するので有名な路線で、もちろん座れることなんてない。いつものようにぎゅうぎゅう押されながら立っていると、3駅先でとても立っていられないほどの脳貧血の症状が出てくる。めまい、腹痛、吐き気。なんとか駅員事務所まで…

自分の「美味しい」を発見する

メシマズ、ではないけれど、母と私は微妙に味覚が合わない。母は目玉焼きはしっかり固めに焼き、ソースをかける人だった。私はそれで目玉焼きが苦手だったのだけど、祖父母の家に泊まった時、半熟の目玉焼きに醤油か塩をかけることができることを知り、それ…

勇気と優しさ

映画 実写版「シンデレラ」がディズニーらしい夢の世界で、とても素晴らしかった。 この映画のテーマが「勇気と優しさ」なのだが、勇気と優しさを兼ね備えるってなかなか難しい、とも思った。 例えば、シンデレラはその優しさにつけこまれて、継母に屋根裏部…

アメリカで、詰んだ、、と思った日。

アメリカで子育て、というのはとても聞こえがいいらしい。 夫がアメリカ赴任になるかも、という話をしたときに、一様に返ってくる反応は、「いいねー、うらやましい。」「貴重な体験。」「子供はあっという間に英語ぺらぺらになるらしいよ。」というものだっ…

もや〜っとすること。

もや〜っとすることを、もや〜っとしたまま書いてみる。子育て中の中堅共働き家庭。夫はMBAや社外研修等、能力を高め、キャリアアップを目指す人が多く見られる。妻は時短で子育てしながら仕事をするので精一杯。夫は二年間、妻が支えてくれたことを感謝する…

アメリカ西海岸と東海岸の違い

ここに書くタイミングが完全に遅くなりましたが、アメリカ国内で引っ越しをしました。以前は西海岸カリフォルニア、今回は東海岸マサチューセッツ、ということで、同じ国内でも飛行機で約6時間かかる、時差も3時間ある別世界へやってまいりました。それで…

「保育園義務教育化」古市憲寿著を読んで

フローレンス 駒崎さんが強くお勧めしていたのでkindleでぽちっと購入した古市憲寿「保育園義務教育化」。 文体が軽く、時々イラッとしたけど(笑)、書いてあることはとても正論で、うなずきまくり。 「母性」とか「3歳児神話」とかいうありもしないものに…

「男の精神年齢は低い?エリート女子大生が恋愛しない理由」を読んで

こちらの記事を読んで感じたこと。 <a href="https://cakes.mu/posts/9912" data-mce-href="https://cakes.mu/posts/9912">男の精神年齢は低い?エリート女子大生が恋愛しない理由 | アメリカはいつも夢見ている | 渡辺由佳里 | cakes(ケイクス)</a>cakes.mu アメリカの女子大生はなんてしっかり物事を考えてるんだ…! ということ。 自分が学生の時…

割り勘派?おごる派?

気がおけない関係の友達と食事やお茶、飲みに行った時、あなたは割り勘派ですか?それとも、おごったりおごられたりする派ですか?夫は友達と食事や飲みに行く時、かなりの確率でおごったりおごられたりしています。私は反対に、友達とは必ずといっていいほ…

育児と短時間勤務

時差ぼけと引越しの疲れで朦朧としている中、子どもとお風呂に入った。髪を洗っている時、子どもが「顔にお湯がかかった!」と抗議する。「疲れてて髪洗ってあげてるのに文句ばっかり。そんな文句言うなら自分で洗いなさい!」と言ってから、気づいた。あ、…

諦める、許されない、から選択できるへ。

女性は生きていく中で何かしら「諦める」ことが多くなっていく。仕事を取るなら子どもを諦め、子どもを取るなら趣味を諦め、夫と同居を取るなら仕事を諦め、という風に。もちろん、両立は可能なのだが、全てを同時期に100%手に入れることは難しいと言わざる…

今いる組織を中から変える

ワークライフバランス・カフェでテーマとして取り上げられた「今いる組織を中から変える」。 <a href="http://togetter.com/li/826914" data-mce-href="http://togetter.com/li/826914">WLB_cafe 2015年5月23日土曜夜カフェ「今いる組織を中から変える」</a>togetter.com 私も会社の制度を変えようと挑戦したことがあるので、書いておこうと思う。 きっか…

仕事、家庭、趣味と(1)(2)(3)

Chikirinの日記と言えば、 先日のエントリに書いた「(1)(2)(3)の図」よりも、こちらの「人生3×3分割表」のほうが有名で、知っている人も多いかと思う。 &amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;lt;a href="http:/…

(1)(2)(3)のバランス

この3つの「Chikirinの日記」のエントリ↓を読んで気づいたこと。 &amp;lt;a href="http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20061012" data-mce-href="http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20061012"&amp;gt;(3)との遭遇。&amp;lt;/a&amp;gt;d.hatena.ne.jp &lt;a href="…

ベストな産み時ってあるの?

産み時。特に仕事をしている女性はみんな考える問題じゃないかと思う。 20代のほうが妊娠しやすいから若いうちに産んだほうがいいとか、 いやキャリアを積んで職場で必要とされる人になってから産んだほうがいいとか、 産むと時間制限ができるから自分で裁…

「家事労働ハラスメント」を読んで

この本を買ったのはかなり前のこと。 自分のことを主婦と名乗るのにとても抵抗があって、休職中会社員とか元ワーキングマザーとか名乗ってたころ。 うんうんうなづきながら読み始めたものの、自分も家事労働を軽蔑しているのに気づいて辛くなって途中で断念…

アメリカの小学校〜プリント、宿題、連絡編〜

アメリカの小学校の持ち物、登下校について、以前書きました。 アメリカの小学校〜持ち物、登下校編〜 - かぼちゃねこ日記satsukinmnl.hatenadiary.jp 今回は、プリント、宿題、連絡について書きます。 プリント 我が家の子どもが通っている小学校では、お知…

とらわれる心 「ゼロ・トゥ・ワン」対談を読んで

ほぼ日に連載されている 『ゼロ・トゥ・ワン』対談 賛成する人がいない、大切な真実とはなにか。ピーター・ティール × 糸井重里 『ゼロ・トゥ・ワン』対談 賛成する人がいない、大切な真実とはなにか。 ピーター・ティール Peter Thiel × 糸井重里 Shigesato…

アメリカの小学校〜持ち物、登下校編〜

小学生の親御さん、新学期が始まって約一ヶ月たちますがいかがですか?お疲れさまです。 どうぞゴールデンウィーク、ゆっくり休んでくださいね。 我が家は日本で小学校に通ったことがまだないので、実際にどんなに大変なのか分かっていませんが、アメリカの…

「女子をこじらせて」雨宮まみ著 を読んで

@mamiamamiya 雨宮さんの著書をまずは一冊読んでみたいのですが、どの本がおすすめですか?ちなみに「穴の底で…」を読んでぐっときました!!#東京を生きる— かぼちゃねこ (@satsukinmnl) 2015年4月20日 という大変失礼な質問に、(著書を読んだことないのに…

かぐや姫と駐妻

「かぐや姫の物語」をようやく見た。 テレビ放映の際、TwitterのTLが賑やかだったから、そんな感じで感想でもつぶやきながら見ようと思ったのに、全くそんなことできなかった。 見終わってからも涙をふきながらしばらくぼーっとして、言葉が出てこなかった。…

映画「ベイマックス」についてアメリカ西海岸の人に聞いてみた

映画「ベイマックス」、いよいよ日本でもDVD販売開始目前ですね。 私は今、ベイマックスの舞台となったサンフランシスコにほど近い場所に住んでいます。 そこで、英語を教えてもらっているアメリカ人の先生に聞いた感想を書いておきます。 「ベイマックスは…

Build-A-Bear Workshopが売っているモノ

せっかくアメリカにいるので、アメリカならではのことも書いてみたいと思います。 Build-A-Bear Workshop というぬいぐるみ屋さんがあります。 屋号はbearですが、クマ以外にもたくさんのぬいぐるみを売っています。 クマ、サル、キティ、マイリトルポニー等…

マミートラック脱出後の話

前回は育休後のマミートラック時代の話でした。 &lt;a href="http://satsukinmnl.hatenadiary.jp/entry/2015/04/04/080611" data-mce-href="http://satsukinmnl.hatenadiary.jp/entry/2015/04/04/080611"&gt;私がマミートラックにいた時の話 - かぼちゃねこ…

私がマミートラックにいた時の話

中野円佳さんの連載記事 育休世代のカリスマが、会社を"降りた"ワケ | 育休世代 VS. 日本のカイシャ | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュースを読んで、思い出したことがあるので、それを書きます。 私がマミートラックにいた時の話です。 見事に…

職場の華とモチベーション

昨日のエントリに続いて。 冷静と欲望のあいだ - かぼちゃねこ日記satsukinmnl.hatenadiary.jp 「職場の華」について思い出した出来事を書きます。 職場でアルバイトを一人採用することになった時のこと。 40代でスキルも申し分ない女性が面接に来ました。 …

冷静と欲望のあいだ

「展示会でコンパニオン禁止」という記事を見て。 進んでるな〜、と感じた。 日本で出展する展示会ではコンパニオンには超ミニスカートの制服を着せるのが主流で、展示会に行くたびにそんな格好のコンパニオンと鼻の下のばして写真を撮ってもらっているおじ…