かぼちゃねこ日記

アメリカから見えるもの。考えたこと。

海外で暮らすということ

海外で暮らすということ。
それは、親しい人が亡くなっても駆けつけられないということ。

実際、私は海外生活2年で、既に複数の知人、親戚が亡くなっている。
そして、誰の葬儀にも参加できていない。
半年に一回とかなり頻繁に帰国していても、実際のところはそういうものだ。

海外生活をするということは、そういうことだと思って、渡航前には親戚や恩師、友人にできるだけ会いに行った。
そして実際、それが会うのが最後になってしまった人もいる。
実際、駐在中に親御さんが亡くなった方も複数存じ上げている。
私も他人事ではないと思っている。

海外と言ったって飛行機一本で帰ってこれる、半年に一回は帰るから日本国内にいる時と会う頻度は変わらない、そう自分にも言い聞かせていたけれど、やっぱり、違うよな…。

その反面、距離を置きたい親戚に言い訳せずに距離を置ける、年賀状を書かなくても失礼に当たらない(たぶん…。)、お中元お歳暮を気にせず済むなど、面倒くさがりの私には楽な面もたくさんある。

とにかく、海外赴任同行は両方の親が元気で介護が必要なく、子どもがまだ小さくて受験に関係ない、という限られた期間に特別にできることだな、と思う。