日本のPTA、アメリカのPTO
日本のPTA
小学校のPTAの話題が飛び交っていて、戦々恐々としております。
なんでも子ども一人につき一回はやらなくてはいけない学校が多く、高学年からの転入でも必ず一回やらなくてはいけないとのこと。
初めての日本の小学校に親子で右往左往しながら、下の子の幼稚園の対応やら、PTAをやらなきゃいけないの…。
高学年って委員長とかになっちゃうんじゃないの…。何も分かってないのに大丈夫なのか。
いやー、仕事に復帰するなんて夢のまた夢にしか思えないのですが…。
みんなどうしてるのだろ。
アメリカのPTO
ところで、アメリカにもPTAとほぼ同じPTOという組織がありますが、こちらは完全にボランティア。
なので、やりたい人がやっており、一度も「PTO役員引き受けてください、引き受けてくれなければ困ります。」
とか
「PTO役員をくじ引きで決めます。」
とかそういった話は聞きません。
PTO役員をしている方は、「PTOに命かけてます」くらいの熱意でやってくださっています。
なので、役員として手が貸せなくても、募金の呼びかけに応えたり、イベントに参加してチケットや食べ物を購入したりすることが、PTOへの貢献になります。
我が家も積極的にPTOのイベントには参加してお金を落とすようにしています。
アメリカの学校でのボランティア
またPTOとは別に、ボランティアの呼びかけは、クラス委員(class mother といいます)や先生からしょっちゅうあります。
これも、できる人ができる範囲でやればよく、
「クラスイベントでのクラフト作りを生徒に教える」
「クラスでの先生の助手」
「イベントで使うペットボトルの水やフルーツ、アイスなどを買ってくる」
「遊具などを遠足先の公園まで車で運ぶ」
「遠足の付き添い」
「生徒達に配布する資料をホッチキス止めする」
「日本文化を伝える授業を行う」
「Amazon ギフトカードを買ってクラスに寄付する」
等々あります。
小さいお子さんがいる家庭でも、教室でのボランティアをするのが難しければ、資料のホッチキス止め等の家でやれるボランティアができます。
働いていて忙しければ、水や、Amazonギフトカードを買ってクラスに寄付できる。
一番、アメリカっぽいなと思ったのは、サンクスギビングのターキーの寄付を呼びかけたところ、やりますと引き受けてくれた方が、
Google Expressでお店のターキーを届けていたこと。
「お母さんが愛情込めて焼いたターキー」じゃなくていいところが、素晴らしいと思いました。
とにかく全ては「できる人ができる範囲のことを」「ボランティアで(押し付けあったり、肩身が狭くなったりしない)」行われているので、自然に協力しようという気になりました。