かぼちゃねこ日記

アメリカから見えるもの。考えたこと。

アメリカの公文(kumon)reading

こちらにも書いたが、文法にぼこぼこ大穴が開いていることが分かったアメリカ現地校通いの小学生の娘。

 

satsukinmnl.hatenadiary.jp

 


昨年の10月からkumonのreadingに通っている。

通い始めて4ヶ月経ったので、kumonの内容や、娘に効果はあったのかどうか書いてみたい。

まず、kumonのreadingは、公文ではあるけれども現地化しており、全く日本語は出てこず全編英語である。
日本語を教えられる先生が開いている教室がいくつかあるようだが、そちらでは日本の国語と算数も受けられるとのこと。
うちの近所の教室はそういう教室ではなく、現地の先生が現地の子のために開いている教室だった。
なので、教科はreadingとmathの二教科。
娘はmathはとりあえず問題ないので、readingのみ受けることにした。

教室によって違うようだが、娘が通っているkumonは入会金が50ドル、1教科155ドルで、日本の「公文=お手軽な習い事」感覚でいると、なかなかよいお値段である。

readingのレベルは7A~2Aまでがプリスクール、キンダーレベルでフォニックスが中心。
A1、A2が小1レベル、B1、B2が小2レベル、、、という感じでミドルスクール1年生レベル(日本でいう小6レベル)のF2まであり、その後はG~Lまであるようだ。
ちなみに○1は文法中心、○2は読解中心のカリキュラムになる。

○1、○2共に200枚の問題があり、1学年相当の学習を進めるためには400枚解くことになる。
また、教室によって違うようだが、娘の通う教室では、1~50を2回、51~100を2回、、、というように50枚ずつ2回解かせるため、1学年相当の学習を進めるためには合計800枚解くことになる。
1日5枚ずつ解くため、1学年進むのに160日、だいたい半年かかることになる。
なので、即効性を求めるよりは、じわじわと効いてくる漢方薬的な方法になる。
先生も積極的に教えることはせず、自分の力で解くことを重視するため、最初の方は「これに意味があるのか?」とじりじりイライラした。
が、今はこの完成されたカリキュラムを受けることができ、毎日自分で解く力をつけさせるための方法なんだととらえている。

また、教室に行く日は先生の前で文章を音読することを求められるため、発音のチェックも行われる。
教室に通う日は基本的には週2回だが、うちの場合、土曜日に日本語補習校があり通えないため、相談したところ、「週1回の子はたくさんいて効果を上げているから大丈夫。」とのことで、週1回のみ通っている。
ちなみに、その場合も授業料に変更はない。

娘の場合、入室前に簡単なテストを受け、A2(小1レベル)から始めましょうということになった。
小1レベルは正直簡単。
だが、小2レベルのB1になると、動詞の過去形(不規則動詞含む)、比較級、最上級、副詞と形容詞の違い等、「これ中学生でやった、、!」という内容がどんどん出てくる。
そしてこれらは娘の頭の中でよく整理しきれていない内容ばかりで、これが理解できればかなりwritingに効果がありそうである。
そして、実際、娘が書く現在形、過去形、未来形がごちゃ混ぜになり、be動詞や三単現のsがむちゃくちゃだった文章は、現在見られなくなった。
半年くらい通おうかなと思って始めたkumonだったが、今はできれば長く通わせたいと思っている。

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小2レベルの文章。なぜか「鶴の恩返し」