かぼちゃねこ日記

アメリカから見えるもの。考えたこと。

「はれときどきぶた」と今の小学生

自分が子供の頃読んで面白かったな、と思って、子供に「はれときどきぶた」をすすめてみた。
しかし、一緒に読み進めていくうちに、これは「昭和感」が強くて、今の子には面白いと感じられないかも…と思った。

例えば男子対女子といった構造があり、異性の悪口を言うのが日常的なこと。
小学生同士で変なあだ名をつけること。
男だから、女ってやつは、というような記述があること。等々。

今、子供の周りの日本人小学生は、男の子も女の子も仲が良くて下の名前で〇〇君、〇〇ちゃん、と呼び合い、日本語でコミュニケーションの取れる貴重な仲間として一緒に遊んでいる。
変なあだ名をつけるのは差別的になるからか、聞いたことがない。

しかし、読書メーターを見てみると、私のような「昭和感」が気になってあまり楽しめなかった、というような感想はない。
自分が子供の頃に面白かった本を子供も楽しんで読んでいます、といった感想ばかりだ。

もしかして、私が「昭和感」と思っている上記のようなことは、日本の小学生の中ではまだ当たり前のことで、私達がいる環境のほうが変わっているのか…?

子供を日本で小学校に行かせたことがないので、正直、今の小学校の環境がどんなものか分かっていない。
なんとなく今住んでいる地域の日本人小学生や、日本で通っていた保育園の様子を、今の小学生の「普通」と思っていたがそうではないのか?

今の日本の小学生事情、実は全然分からないな…ということに気がついた。
実際のところ、どうなんでしょう??

はれときどきぶた (あたらしい創作童話 13)

はれときどきぶた (あたらしい創作童話 13)