かぼちゃねこ日記

アメリカから見えるもの。考えたこと。

駐妻失格?!

私は母親業はやっているが、妻業はほぼやっていないことに気づいた。

アメリカに来た当初、「夫の前任の方の奥様は、飲み会の時は車を出してみんなの送り迎えをしていた。」と聞いて震えた。
駐妻ってそんなこともしなくちゃいけないの!?と思ったが、子どもを2人抱えているからか、私が運転が下手だからか、大きい車を持っていないからか、とにかく私にはそういった声はかからなかった。
そして私は心底ほっとした。
そういった夫を支える妻業がとことん苦手なのだ。

会社の人を自宅に招いてパーティーとかバーベキューとかも一度もしたことないし、奥様同士で自宅でお茶会もしたことない。
そういったことは、私には精神的負担が大きすぎる。

夫に結婚当初頼んだのは、「選挙に出ないで。」ということだった。普通のサラリーマンなのでそんなことしないと思うが、何か血迷ってそんなことになった場合、「内助の功」が求められる、そういうことは頼むからしないでくれ、と思った。

夫もたぶん私がそういうことが苦手でできないことがよく分かってるのだと思う。
会社の人を家に連れてきたりはしないし、それで出世できないようならそれでいい、と諦めていると思われる。

クリーニングにワイシャツを出す、出張の荷物をまとめる、出張先へのお土産を買う、夫の服を買う、そういったことも、うちでは夫がやることである。
例外的にワイシャツのボタンが取れた場合は私がつける。
夫は技術家庭でボタンのつけ方を習わなかったらしい。
独身時代どうしていたのかは謎である。

夫を支えたいから海外まで来ました、という気持ちは私の中に全く見当たらない。
大人である夫には自分のことは自分でして欲しいし、内助の功的なことをしてあげられる能力ややる気が私にはない。

まぁ、そんな人も駐妻の中にはいる、ということで。