かぼちゃねこ日記

アメリカから見えるもの。考えたこと。

天職

ここ最近の事務手続きの多さにまいっていた。

もうすぐ退職なので、とにかく書類を書きまくらなくてはいけない。
会社、労働組合、健康保険、年金、雇用保険、財形貯蓄等々。
社員名は旧姓、戸籍名は新姓のため、これはどっちの名前で書くんだ…と頭がこんがらがる。
さらに就職してから5回引っ越しているため、それぞれの登録住所がどこになってるか分からない。
既に住民票を抜いているので、連絡先を全て実家に変更する必要がある。
住民票がないため、住民税を日本で払う必要はないが、税金関係の書類にどう書けばいいか分からない。

ああ、もうこういうの、大っ嫌いだ…!とブチ切れそうな時に、救世主が現れた。
電話会議に出席してくれたその人は書類、手続き等、総務のプロ。
さくさくと説明してくれ、混乱しそうな私に、じゃあ今説明しますので、その通りに書いていきましょう、と言ってくれる。
書類嫌いの私を海外から遠隔操作。
ものの一時間で10枚以上の書類がきれいに作成終了。
こういうのを天職っていうんだなぁ…と感心し、心から尊敬した。

天職ってすごい特別な職業に就くことのように思われているけれど、それは天職のごく一部だろう。
周りの人には苦痛でも、自分が苦もなくできる仕事は、天職だと思う。
じゃあ自分の天職って何、っていうとよく分からないが、事務仕事ではないことは確かみたいだ。