かぼちゃねこ日記

アメリカから見えるもの。考えたこと。

自分の「美味しい」を発見する

メシマズ、ではないけれど、母と私は微妙に味覚が合わない。

母は目玉焼きはしっかり固めに焼き、ソースをかける人だった。
私はそれで目玉焼きが苦手だったのだけど、祖父母の家に泊まった時、半熟の目玉焼きに醤油か塩をかけることができることを知り、それから目玉焼きが好きになった。

母は納豆ご飯を、納豆とご飯をよくかき混ぜて食べるのが好きだった。というか、よくかき混ぜなさい、となぜか私にも言っていた。
私は納豆が温かくなるとにおいがきつくなるのが嫌で、納豆をご飯に載せた瞬間、混ぜないでそのまま食べるのが美味しいことに気づき、今はそのように食べている。

こうした味覚の微妙な違いって家族間でもあるので、いつか子どもが外で食べたご飯にヒントを得たり、自分の美味しい食べ方を見つけて、こっちの食べ方のほうがおいしいよ。って言うことがあるのかもなぁって思う。
そうやって親から与えられたものではなく、自分の味覚に合った美味しいものを発見できるのって、大人になっていくって感じがして、いいなぁ。
どんどん自分の舌に美味しいものを見つけておくれ。