かぼちゃねこ日記

アメリカから見えるもの。考えたこと。

とらわれる心 「ゼロ・トゥ・ワン」対談を読んで

ほぼ日に連載されている
『ゼロ・トゥ・ワン』対談 賛成する人がいない、大切な真実とはなにか。ピーター・ティール × 糸井重里
 

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ところどころ、そうだなー、と深く心に入ってくる言葉があって、この言葉もその内の一つ。
 
「自分はなにかに過剰にとらわれていないか」「これは、ほんとうに戦って勝ち取る価値のあるものなのか」「ほんとうに、人が言うほど大切なものなのか」
 
これは、ピーター・ティールさんが超一流の就職先である最高裁の法務事務官の面接に落ちたことを振り返って話した言葉。
 
 
自分のことを振り返ると、
女子校や親、親戚から言われていた「これからは女性も仕事を持って、自立して生きていくべし。」
という言葉や、理系の大学卒業後は企業内エンジニアとして生きていくことが王道なのを忠実になぞり、線路の上を進むように就社して子どもを産んでも働き続けてきた。
 
それが段々、女性総合職として生き残ること、どんな困難があっても働き続けること、が生きていく上で一番重要な事項になり、
その為なら、夫の海外単身赴任もやむを得ないと思っていた。
 
でもそれって仕事第一、な今までの日本のサラリーマンの道を忠実になぞってただけなのかもしれない。
 
どんなことがあっても負けない!この会社にしがみつきます!ではなく、人生に吹く思いもよらない風や流れにある程度身を任せて、仕事を休む時期、家庭に重きをおく時期、仕事をバリバリする時期、その時々にあった働き方、働き先を見つけるのもありなのかもしれない。
ようやくこの頃、そう思えてきたところ。
 
せっかくのアメリカに住むという貴重なチャンスを得たのだから、それをとことん楽しんで吸収しよう。
そんな前向きな気持ちに段々なってきました。
 

 

ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか

ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか