かぼちゃねこ日記

アメリカから見えるもの。考えたこと。

アメリカの小学校〜持ち物、登下校編〜

小学生の親御さん、新学期が始まって約一ヶ月たちますがいかがですか?お疲れさまです。
どうぞゴールデンウィーク、ゆっくり休んでくださいね。
 
我が家は日本で小学校に通ったことがまだないので、実際にどんなに大変なのか分かっていませんが、アメリカの小学校はこんな感じです、ということを何回かに分けて紹介できたらと思います。
まずは、持ち物、登下校編です。
 
私達の場合、入学、進級にあたって特に用意するものはありませんでした。
学校に毎日持っていくのは、ランドセル代わりのバックパックと、お弁当と、おやつだけです。
 
教科書は学校のものを貸してくれます。
ノートや筆記用具、文房具も学校で用意してくれました。
これらは全て学校の机に置きっ放しで、親が名前つけをするようなこともありません。
 
体操服はありません。
低学年は体育の時間もないので、休み時間に普段着のまま校庭を何周か走ります。
体育の時間がある学年の子も、普段着のままで運動しているのを見かけます。
 
音楽の時間は学校の楽器を貸してくれます。
美術の時間も学校の道具を貸してくれます。
 
給食当番もないので、給食服の持ち帰りや洗濯もありません。
 
掃除は生徒達はしないので、雑巾を持っていくようなこともありません。
 
問題は、おやつとお弁当です。
休み時間におやつと、昼休みにランチを、みんな外のベンチに出て食べます。
おやつは、ヘルシーなものということで、チーズや果物、ドライフルーツ等を各自、家から持ってきます。
学校の売店でもおやつを売っています。
売店を利用するには、親が事前にお金をデポジットしておくことが必要です。
ランチも売店で買うことができます。メニューはピザとかサンドイッチです。
また、お弁当を持っていくこともできます。
我が家の場合は、子どもの希望もあって、毎日お弁当とおやつを自宅から持っていっています。
はい、毎日お弁当作りです。
日本の給食は栄養バランス、金額、出来たて、親が毎日作らなくてよい等々うらやましいなぁ〜、と思います。
 
又、登下校はスクールバスに乗るか、親と一緒に徒歩か車での送り迎えが必要になります。
我が家はスクールバスが通らない地域だったので、毎日車で送り迎えしています。
朝、送っていくのは夫の役目になっています。
そういう家庭も多いのか、朝はお父さんの姿を多く見かけます。
通勤は車で数十分という環境の人が多いためでしょうか。自分の通勤がてら、という感じですね。
なお、子どもが一人で歩いて登下校ということはしません。
12歳以下の子どもを留守番させることも法律で禁じられています。
 
学年初めに寄付してほしいとお願いされたのは、クラス共用の箱ティッシュ、ウェットティッシュ、(手洗いの代わりに手につけて消毒する)サニタイザーでした。
 
ティッシュはクラス共用の箱ティッシュを使うので、個人では持ち歩かない子が多いです。
また、トイレにはペーパータオルが常備されているため、ハンカチも持っていきません。
 
とにかく家庭でやるべきことは少なく、送り迎えとお弁当、おやつさえ毎日忘れなければなんとかなる、のがアメリカの小学校です。