かぼちゃねこ日記

アメリカから見えるもの。考えたこと。

先輩ワーキングマザーに会いに行く

前回までで海外赴任に同行することを決めた私ですが、自分の仕事をどうするかは難しい問題でした。 

私が海外赴任に同行した理由1 〜次女、待機児童になる〜 - かぼちゃねこ日記

 

私が海外赴任に同行した理由2〜悩みの渦へ〜 - かぼちゃねこ日記

 

 
高校時代から憧れていた仕事をしており、充実していました。
大学を出させてもらい、奨学金をもらったことを考えても、ここで辞めるのは今までの積み重ねを無に返すことになるのではと思いました。
女性社員の先輩として、途中退職するのは職場の後輩にとって良くない先例になってしまうのではとも思いました。
 
しかしその反面、男性社員(奥さんは専業主婦)が多い職場で残業出張当たり前の環境のため、私の体力も気力も限界が見えていました。
長女の育休後、短時間勤務で内勤業務を自ら希望して行なったものの、全くものにならず、職場のお荷物的な存在になり、そんな自分に耐えきれなくて全日勤務、出張ありの業務にシフトした経験もありました。
 
育休後、一人で日本に帰ってきて家や保育園等生活の基盤を整え、2人の子どもを育てながら仕事もしていく、どうしてもそのイメージがうまく描けませんでした。
 
そこで、夫は海外単身赴任、子どもを育てながらフルタイム勤務をしている女性に会いにいきました。
 
 

先輩ワーキングマザーに会いに行く1

〜海外単身赴任を選んだAさん〜

 
Aさんとお会いしたのは赤ちゃん連れ歓迎なカフェ。
私は次女を連れてカフェに向かいました。
美味しいランチプレートを食べながら、次女を座布団の上でゴロゴロさせながら、お話を伺いました。
 
Aさんの勤め先は私の勤め先とほぼ同じ制度内容の会社。
Aさんは夫の海外赴任に育休を利用して同行。
海外赴任が終わり家族で日本に帰ってAさんは職場復帰。
再度夫が海外赴任になったため、今回は単身赴任を選ばれ、現在、子どもと2人暮らしで両立生活をされているとのことでした。
 
夫がいないので、ママ友をお家に呼んで金曜日お泊まり会兼飲み会もできるよ〜、等とても前向きなお話を伺えました。
私は掃除・料理・もてなし下手なので同じことができるとは思いませんでしたが、でも楽しそうに海外単身赴任生活を送っている方もいらっしゃるんだな〜、と心強く思いました。
 
また、Aさんと同じ会社で一度退職後、再雇用制度を使って復職されている方もいるよ、と教えていただきました。
同じ制度は私の勤め先にもありましたが、制度登録して海外赴任に同行した人はいるものの、実際に制度を利用して復職された方はいなかったので、参考になりました。
 
 
次に会いに行ったのは、会社の先輩ワーキングマザー。
私が勝手にメンターとして尊敬しており、親しくさせてもらっている方です。
 

先輩ワーキングマザーに会いに行く2

〜会社の先輩Bさん〜

 
Bさんとお会いしたのは会社近くの定食屋さん。
ランチタイムにお会いしました。
懐かしい定食を食べながら、次女はベビーカーで昼寝中、お話をしました。
 
Bさんと話し合ったのは、一人で帰国した際の具体的なスケジュール。
 
育休は次女誕生日の12月までですが、12月に入園できる空きが保育園にあるとは考えられず、一番入りやすい4月入園を目指すと認可申込みに間に合わせる為には前年12月までに住民票があることが必要。
結局育休期間を1年短縮して生活基盤を整えないと復職は難しそうなことが予想されました。
そして0才、1才は保育園に入りやすいものの、2才入園はかなり難しく、2才の定員増は0〜4名という園が多いこと。
長女が小学生になり兄弟ポイントを失う我が家にはかなりきびしい戦いになることが予想されました。
 
まあ頑張ればできないこともないけれど、かなり難しいよね、そして前任者や夫の働き方を見てると赴任期間は長そうだよね、と非常に現実的な話ができました。
 
それでもアメリカで生活できることはプラスになると思うし、Bさんが私の立場だとしても子どもと一緒に着いていくと思う、と。
 
こういった会社の状況や仕事の内容が分かっている第三者的な方に現実に寄り添いながら一緒に考えてもらえる機会は私が心の底で求めていたものでした。
結論は非常に現実的かつ厳しいものでしたが、私が考えていたこととほぼ同じで、一人でぐるぐると悩むことに終止符を打てました。
 
ここから急に前向きにアメリカ行きへの気持ちを持て、希望に満ちた気持ちでBさんとお別れの言葉を交わし合いました。
 

 

 

 

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