海外暮らしの子供向け理科、社会本
日本語補習校の授業で扱うのは、国語と算数のみ。
理科と社会はどうすればいいんだろう…?
というわけで我が家でやってみている理科と社会の取り組みをご紹介します。
理科
「ドラえもん もっと!ふしぎのサイエンス」を愛読していましたが、この頃ぱったりと出なくなってしまい、困っています。
ドラえもん もっと!ふしぎのサイエンス Vol.7 (小学館の学習ムック)
- 作者: 三谷幸広,如月たくや,藤子・F・不二雄
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/07/17
- メディア: ムック
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「たくさんのふしぎ」は難しすぎると言って読まないため、購読中止中です。
すれちがいの生態学 キオビベッコウと小道の虫たち (月刊たくさんのふしぎ2017年7月号)
- 作者: 遠藤知二,岡本よしろう
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2017/06/02
- メディア: 雑誌
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「子供の科学」がよさそうですが、こんなに読めるかな…?と躊躇していたところ、図書館にあったので借りてきました。
読んでくれるといいのですが…。
社会
地球儀、世界地図、日本地図を部屋に置いたり、壁に貼ったりしていますが、効果は今のところなさそうです…。
現地校ではアメリカ50州の州名と州都を覚える宿題が出ていて、大変そうです。
それを覚えるより、都道府県と県庁所在地を覚えてほしいと思ってしまう親心…。
Eテレの「Let's 天才てれびくん」で都道府県毎のモンスターを取り上げていたので、これはいいと思って見せていました。
「和歌山はみかん」等、名産品を知ることができたようです。
しかし昨年3月で終了。今後は日本地理はどうしようかな?
歴史は歴史漫画がいいと聞いて、読んだのですが、「たくさん人が出てきてなんだかよく分からない」と言い出し、断念。
同じくEテレでやっている「ねこねこ日本史」をすごく気に入っていたので、原作漫画も買ってみました。
「かわいい!」と言いながら読んでいます。
ここまで読んでいただいてお分かりかと思いますが、正直どうしたらいいか模索中です。
おすすめのものがありましたら、教えてください!
過去記事
アメリカでの割り勘
アメリカはカード社会です。
なんてったって10セントのコピー代も25セントの駐車場代もクレジットカードで支払えます。
でも割り勘の時は現金でやり取りするんでしょ?
いいえ、カードで割り勘できるんです。
例えば3人でご飯を食べに行ったとします。
そこでお会計の時に3枚のカードを出してsplit by threeと頼めば、3分割したお会計を持ってきてもらえます。
あとは各自でチップを記入してサインすればOKです。
もしくは、1人がお会計をして、後でvenmoというアプリを使って電子マネーで割り勘分を支払うことも多いです。
みんなとご飯を食べに行く時に、現金を持ち歩かなくてよいのはとても気楽です。
今日100ドル札しか持ってないよー、どうしよう?とかいうこともないですし。
「これはなんですか?」「carrotです」
スーパーで。
アジア系のレジ係の人の列に並んだ。
働き始めたばかりの人だったらしく、色々聞かれた。
レジ係「これはなんですか?」
私「マフィンです。」
レ「これはなんですか?」
私「…carrot です。」
レ「キャ…?」
私「シーエーアールアールオーティーです。」
レ(レジ画面を見せながら)「この画面の中のどれですか?」
私「…これです。」
たぶんセルフレジを1人で使えないレベルだと思う。
もしくは、にんじんのない国から来たのか…。
また別の日。
ESLクラスに近くの名門大学に留学しに来たという学生さんが参加していた。
その人は「レストランで料理の名前が書いてある冊子はmenuって言うのかー!」と感心していた。
どちらの人も、すごい。
私は何年たっても怖くて、英語を使う接客業をしようとか、英語の大学に入ろうとか思えない。
けれど、この人達は英語ができないから…と躊躇するよりもまず飛び込んでしまうのだ。
強いなぁと思う。
分からないことは聞いてしまえばいいのだ。
私は何に対して怖いと思ってたんだろう?
分からなくなる。
アメリカのベルマーク集め
ベルマーク面倒くさい。アメリカの学校だったらこんな非効率なこと絶対やってないよね…。
と思っている方も多いかもしれません。
が。アメリカのPTOの目的は「学校のためにお金を集めること」。
ベルマークも熱心に集めます。
アメリカ版ベルマークは、「BOX TOPS」というもの。
ベルマークと同じく、お菓子やティッシュの箱なんかについています。
ベルマークと違うところは、基本的に1個のBOX TOPSで10セントがもらえるところ。
なので点数別に分けたり、企業別に分けたりする必要はありません。
うちの子どもが通っている学校のPTOからは、
「BOX TOPS集めの今年の目標は全校で1000ドルです!」
「今は3年生が500枚集めてリードしています。果たしてどの学年が一番集められるか?!」
「最終結果は2年生が1000枚集めて優勝です。おめでとう!」
等のメールが届きます。
まず最初に目標を立てるのと、学年で競わせて煽ってたくさん集めようとするのが面白い。
低学年はゲーム感覚で集める子も多そうです。
日本のPTA、アメリカのPTO
日本のPTA
小学校のPTAの話題が飛び交っていて、戦々恐々としております。
なんでも子ども一人につき一回はやらなくてはいけない学校が多く、高学年からの転入でも必ず一回やらなくてはいけないとのこと。
初めての日本の小学校に親子で右往左往しながら、下の子の幼稚園の対応やら、PTAをやらなきゃいけないの…。
高学年って委員長とかになっちゃうんじゃないの…。何も分かってないのに大丈夫なのか。
いやー、仕事に復帰するなんて夢のまた夢にしか思えないのですが…。
みんなどうしてるのだろ。
アメリカのPTO
ところで、アメリカにもPTAとほぼ同じPTOという組織がありますが、こちらは完全にボランティア。
なので、やりたい人がやっており、一度も「PTO役員引き受けてください、引き受けてくれなければ困ります。」
とか
「PTO役員をくじ引きで決めます。」
とかそういった話は聞きません。
PTO役員をしている方は、「PTOに命かけてます」くらいの熱意でやってくださっています。
なので、役員として手が貸せなくても、募金の呼びかけに応えたり、イベントに参加してチケットや食べ物を購入したりすることが、PTOへの貢献になります。
我が家も積極的にPTOのイベントには参加してお金を落とすようにしています。
アメリカの学校でのボランティア
またPTOとは別に、ボランティアの呼びかけは、クラス委員(class mother といいます)や先生からしょっちゅうあります。
これも、できる人ができる範囲でやればよく、
「クラスイベントでのクラフト作りを生徒に教える」
「クラスでの先生の助手」
「イベントで使うペットボトルの水やフルーツ、アイスなどを買ってくる」
「遊具などを遠足先の公園まで車で運ぶ」
「遠足の付き添い」
「生徒達に配布する資料をホッチキス止めする」
「日本文化を伝える授業を行う」
「Amazon ギフトカードを買ってクラスに寄付する」
等々あります。
小さいお子さんがいる家庭でも、教室でのボランティアをするのが難しければ、資料のホッチキス止め等の家でやれるボランティアができます。
働いていて忙しければ、水や、Amazonギフトカードを買ってクラスに寄付できる。
一番、アメリカっぽいなと思ったのは、サンクスギビングのターキーの寄付を呼びかけたところ、やりますと引き受けてくれた方が、
Google Expressでお店のターキーを届けていたこと。
「お母さんが愛情込めて焼いたターキー」じゃなくていいところが、素晴らしいと思いました。
とにかく全ては「できる人ができる範囲のことを」「ボランティアで(押し付けあったり、肩身が狭くなったりしない)」行われているので、自然に協力しようという気になりました。
マサチューセッツ州 統一テスト
イースター休みの前後である今の季節は、マサチューセッツ州の小学校では統一テストの期間です。
子どもが通っている小学校では、去年まではマークシート方式のPARCCでしたが、今年からコンピューター上で受けるMCASに変わりました。
コンピューター好き、タブレット好きの子どもは張り切って受けていました。
Writingもあり、タイプしなければいけないので、タイピングに慣れていないと結構大変そうです。
現地校では小4からタイピングが必要なので家でも練習するように、と言われます。
テスト中は、自分の好きな味のシュガーレスガムを食べてもいいそうで、「ガムが食べれるわよ!」と先生達は子どもを盛り上げていました。
その影響を受けて、子どもは家で勉強する時もガムを食べるようになってきて、「日本ではテスト中にガムは食べられないからね。」と言い聞かせています。
その他「テスト前日は早めに寝てたっぷり睡眠を取ること、前日は宿題はやらなくてよし、朝食をたくさん食べてくること」等、学校から気合の入ったお知らせが来ました。
学校ごとの点数が公表されるので、先生達も力が入っています。
英語(国語)は3日間、算数は2日間にわたってMCASテストが行われます。
ESLの生徒は2月にさらに別のACCESSというテストを writing、speaking、reading、listening の4日間受けており、毎年自分の学力や英語力を客観的に確認することができます。
漢字の復習
春休みは漢字の総復習にぴったりの時期。
というわけで、海外在住で漢字をすぐに忘れる小学生が、日本語補習校が春休みの間に使用していた漢字ドリルがこれです。
読み書きが苦手な子どもへの〈漢字〉支援ワーク 1~3年編 (通常の学級でやさしい学び支援 3巻)
- 作者: 村井敏宏
- 出版社/メーカー: 明治図書出版
- 発売日: 2011/08
- メディア: 大型本
- 購入: 1人 クリック: 1回
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少し価格が高いのですが、3年間使えるし、「漢字を何回も書くのが嫌!」という面倒臭がりの子どもでも、クイズみたいで面白いらしく、毎日取り組んでいました。
これのおかげで、学校の3年生の漢字復習テストで4割しか書けていなかったのが、漢検8級(小3レベル)の過去問を解いて合格レベル(8割)に達することができました。
それでもまたすぐに忘れてしまうと思うので、去年の夏休み(漢検受験前)にやったことは、
1. 毎朝5問ずつ漢字テストをする。
2. 間違えた問題を単語帳に書いておく
3. 2.の漢字を「書き順ロボ」に登録して、空き時間に何度か練習する
4. 1.を全漢字終えたら、2.の漢字だけテストする
5. 書けた問題は2.3.から除外し、間違えなくなるまで4.を繰り返す
これで漢検はほぼ100%解けるようになりました。
ここで「書き順ロボ」をわざわざ使うのは、子どもが紙に漢字を書くのが嫌いで、iPadで漢字をなぞるのは割と楽しんでできるからです。
複雑な漢字は、線の本数が違ったり、点をつけるのを忘れたりということが多いので、一文字一文字大きく、書き順通りに書けるこのアプリは重宝しました。
日本にいたら、こんなに漢字で苦労しないだろうな…と思うのですが、漢字ができないと読書も作文もできなくなるので、基礎中の基礎ということで、漢字だけは徹底してやっています。
もう漢字はいいかな、ここまで苦労してすぐ忘れるなら捨ててしまうのもありかな、と思ったことも何度かあります。
まぁ読めないと苦労するから、読めればいいか、と諦めかけて放っておいたら、読むこともあっという間にできなくなりました。
この人は英語の人として生きていくつもりなのかなー、帰国後はインターナショナルスクールとか探さないとだめかなー、と思って、本人に「漢字大変だったら英語だけにすれば?英語で生きてけばいいじゃん。」と言ってみたら、「嫌だ。私日本で暮らしたいし、日本で大人で漢字書けなかったら恥ずかしいもん。」とのことで、全く英語人として生きていくつもりはないことが分かったので、じゃあしっかりやろう!と取り組んでいます。