アメリカのレストランの子ども向けサービス
アメリカのレストランに子ども連れで行くと、キッズメニューとアクティビティーブック、クレヨンがもらえることが多い。
キッズメニュー
たとえ魚料理のレストランでも、キッズメニューには子どもが大好きなハンバーガー、マカロニチーズ等がのっている。
大人は生牡蠣やロブスターを堪能し、子どもは慣れ親しんだハンバーガーを食べることができる。
アクティビティーブックとクレヨン
アクティビティーブックとクレヨンがあれば、食事が来るまで子どもは遊びながらテーブルで静かに待っていられる。
たいていもらえるのは3色セットのクレヨンと、迷路や数独、パズルゲーム等が載っている4ページ程度のアクティビティーブックだ。
日本のファミレス以外のレストランでも、広まってくれると嬉しいサービスだ。
洋書の難易度、レベルについて その2
「洋書の難易度、レベルについて その1」を読んで、おやっと思われた方がいらっしゃるだろうか。
「その1」の最初に載せた写真は、The Magic Tree House 29巻の裏表紙である。
Scholastic のページを見てみると、この本は、
Grade level equipmentが3.1、
Lexile Measureが420、
DRAが24、
Guided ReadingがMである。
これを「その1」の学年別レベルに照らし合わせると、
Grade level equipmentでは3年生、
Lexile Measureでは1〜2年生、
DRAとGuided Readingでは2〜4年生向けに入る。
うーん、ものさしによって結構対象学年にばらつきが出る。
さらに、うちの長女がこの本と同時期に読んでいた本を見てみよう。
Magic Animal Friendsの11巻
Grade level equipmentが3、
Lexile Measureが610、
DRAが38、
Guided ReadingがPである。
これを学年別レベルに照らし合わせてみると、
Grade level equipmentでは3年生、
Lexile Measureでは2〜3年生、
DRAとGuided Readingでは3〜4年生向けに入る。
こちらもなかなかばらつきがあり、どのものさしを使って本を選んだり、読書レベルを測ればいいのか迷ってしまう。
ただし、2冊を比べると、Grade level equipment以外のものさしでは、Magic Animal Friendsのほうが難易度が高くなっている。
では、中身を実際に見てみたい。
こちらがThe Magic Tree House。
こちらがMagic Animal Friends。
…ぱっと見はThe Magic Tree Houseのほうが難しそうなのだが、そうでもないのだろうか。単語の難易度が違うのかな…。
ちなみに長女に聞いてみたら、「どっちも同じくらいの難しさだと思うよ?」とのことだった。
ということで、本につけられているレベルはある程度、本を選んだり読書レベルを測る役に立つけれど、あまり絶対視もできないのかな、というのが今回の私の結論だった。
現地校に行き始めた時は、このレベルの本が読めるようになった、とか、まだこのレベルだ、とか気にしたが、レベルよりはその子が読んで楽しい内容かどうかというほうが、読みやすさを左右するようだ。
洋書の難易度、レベルについて その1
洋書の裏表紙には、写真のように難易度、レベルが書かれていることがある。
しかし、知っていれば本を選ぶ目安になるだろうこのレベル、ぱっと見ただけでは数字や記号が書かれているだけで全く意味が分からない…。
そこで少し調べてみた。
Scholastic のホームページを見ると、このように学年別のレベルが書いてある。
ちなみにKはキンダーのことで、幼稚園年長にあたる。
出典:scholastic
これを見ると分かることは、
Grade level equipment はそのまま学年のことを表すようだ。
Lexile Measureはamazonの説明によると、
英語の読解力を客観的に測定するツールとして開発された指標で、英文に使われている単語数や難易度、構文の複雑さなどを総合的に数値化したもの。本の場合はその難易度を、人であれば「読む力」を示す。指数は「0L」から10刻みに上がり、難解な専門書は「2000L」を超える。アメリカでは教育現場で幅広く活用されているほか、世界165か国で使用されている。
とのことである。
DRAは、キンダーの始めは1の前のAから始まり、6年生の最後は70となっている。
Guided Readingは、キンダーの始めはA、6年生の最後はZとして、難易度を26段階に分類している。
なるほど。
これで一番初めの写真の本がどの程度のレベルにあるか、だいたい分かってきた。
次回は実際の本の内容とレベル感について、見ていこうと思う。
「何年入社?」と言われたら
以前の勤務先は、社内で初めて会った人にはまず「何年入社ですか?」と聞くのがお決まりだった。
新卒一括採用の会社だったので、入社年度で、だいたいの年齢、自分より先輩か後輩か、誰と同期かということが分かり、便利なのだろう。
その後は「うちの〇〇君と同期ですね。」といった話に花が咲く。
さて、その会社では珍しい中途採用の人が、「何年入社ですか?」と聞かれる場面に私は遭遇した。
その人は「いや、中途採用なんで…。」とか言い訳をせず、いきなり、
「平成25年入社です。」と答えていた。
どう見ても新人には見えないその人に
「え、あ、そうですか…。」
としか言えず、その会話は終わっていた。
「か、かっこいい…。」と私はそのやり取りに感動した。
いつか私も再就職する時は
「何年入社ですか?」
と聞かれたら胸をはって
「平成30年入社です。」
と言って相手をぽかんとさせるのが夢である。
米シック
東京のairbnbで炊いたご飯が美味しかった。
つやっつやのもちっもちのご飯。
衝撃的で、アメリカに帰ってから食べるご飯が味気なくてしかたなかった。
お米はコンビニで買ったこしひかりだった。
あのご飯が美味しかったのは炊飯器のせいに違いない…!と思い、日本から炊飯器を取り寄せた。
勢いこんでご飯を炊いた。
いつもと同じ味がした。
やっぱりお米が美味しかったのか…。
日本からのお土産に、3合の南魚沼産のこしひかりをいただいた。
さっそく炊いてみた。
炊飯器の蓋を開けただけで全然違う。
つやっつやに光り輝いている。
食べてみるともちっもちで大変美味しい。
明日からはいつものお米に戻ると思うと、今から切なくてたまらない。
まるでホームシックだ。
アメリカ小学校の音楽、体育、美術の授業
長女はアメリカの小学校に2校通いましたが、音楽、体育、美術の授業については市の方針が大きく関係するようで、それぞれの学校で違う経験をしました。
カリフォルニアの小学校の場合
まずカリフォルニアで通った小学校は、音楽、体育、美術の授業は市による必修科目ではないらしく、PTAの予算でまかなっていました。
なので、PTAへの寄付のお願いの文書が何回も来て、
「寄付が少ないと音楽、体育、美術の授業はなくなってしまいます。」
と書かれていました。
また、一家族100ドル程度の寄付をお願いしたいと書かれていました。
音楽
音楽の授業は低学年は合唱、高学年になると合唱と楽器の演奏になりますが、日本でおなじみのリコーダーの練習はないようでした。
高学年までいなかったため、楽器の演奏については詳しく分からないのですが、上の学年の子は、学校にある木琴の演奏をしたと言っていました。
体育
体育の授業があるのは高学年のみで、低学年は毎日休み時間に校庭をランニングしていました。
授業がある場合も体操服に着替えるのではなく、普段着のままです。
美術
美術の時間は、日本のように写生はせず、動物の形の焼き物を作ったり、有名な作品の模写をしたりしていました。
マサチューセッツの小学校の場合
マサチューセッツで通っている小学校は音楽、体育、美術共に市による必修科目らしく、PTAへの寄付のお願いもそれほど盛んではありません。
教育予算がたっぷりあるのだなぁ、と思わされます。
音楽
音楽の授業は低学年は合唱、3年生は合唱とリコーダー、4年生からは合唱と好きな楽器を選んで指導を受けます。
そしてこの楽器というのが、え、こんなの小学校のうちからやるの…?!という楽器なのです。
バイオリン、チェロ、ビオラ、ストリングベース、トランペット、クラリネット、フルート、トロンボーン、アルトサックス、木琴+小太鼓
この中から一つ選び、一年間その楽器を学びます。
小学生が音を出せるのかなぁ?と心配になりますが、どうなのでしょう…?一年後の発表会が楽しみです。
ちなみに3年生のリコーダーの発表会に行きましたが、日本だったら先生が激怒してビシビシ指導するだろうレベルでした。。
この楽器は学校にあるものを貸してくれるわけではなく、自分で用意します。
自分で用意って…!めちゃくちゃ高いんじゃないの…!?と思いますが、地域の楽器屋さんがレンタルしてくれます。
ちなみにネットで申し込むと、学校まで届けてくれます。
楽器にもよりますが、月々20ドル程度で借りられます。借りた後に買い取りも可能なようです。
授業料は楽器指導料として年150ドルかかります。家計が苦しい家庭は申請すれば免除されます。
体育
体育の授業は低学年から週2日あります。
ですが、日本のような鉄棒やとび箱、マット運動、水泳等はありません。
子どもに聞いてみると身体を使って遊ぼう!みたいな内容が多く、運動神経がない子もとても楽しそうです。
私は日本の体育の授業が辛かったので、こういう授業がいいなー!と思いました。
ちなみに日本の小学校に帰る時にマット運動やとび箱等ができないと不安だから、と子どもを放課後、ジムナスティックに通わせたお母さんから話を聞いたところ、平均台の上で回転する等、体操選手養成のような内容で、日本の体育授業的なものではなかった、ということでした。
確かに日本の学校に帰った時、かなり苦労するかもな〜、とは思います。できるだけゆるい体育の授業をしている学校を探したいな…と非体育会系な母は思っております。
あと、日本のような運動会はありません。
フィールドデイというこれまたゆるい行事があって、2〜3時間程度、色んな競技をして楽しんで、最後にアイスを食べます。平日に行われ、親も呼ばれないので、見に行ったことがありません。
でも話を聞く限り楽しそうです。
普段の授業もフィールドデイも普段着のままです。サンダルやブーツではなく、スニーカーを履いてくるように言われます。
美術
美術の時間はこちらも写生はなく、かわいいイラストを描いてくることが多く、非常にポップです。
日本だったら美術の時間にこんなイラスト描いてたら怒られるだろうな〜、という感じ。
地域によって内容は違うものの、総合的に日本に比べてゆるく、楽しそう、という感想です。
技術の向上とかはあまり気にしていないので、そこを重視する人には物足りないかなとは思います。
スクールバスより怖かった車
「スクールバス怖い」を書いた後、もっと緊張する車に遭遇したのを思い出した。
「トランプ」のステッカー
「ヒラリーは嘘つき」と書かれたステッカー
「銃は人を殺さない、携帯で電話してる車が人を殺す」と書かれたステッカー
が貼られている車の真後ろについてしまった。
これ、もしも私がうっかり車ぶつけたりしたら、銃を持って降りてくるかなぁ。
いや銃は人を殺さないらしいから、殺されることはないだろう。
でも「銃が人を殺したんじゃない、スマホ見て車ぶつけてきたこいつが、自分を殺したんだ!」とか理論展開してくるかも…。
とかぐるぐる考えてしまった。
まぁ何事もなかったんですが。
でもドキドキした…!